がん保険金70万円に税金は?72歳、年金受給者の私が経験した確定申告のリアル
72歳でがんを患い、合計70万円の給付金を受領。年金受給者の場合、この保険金に税金はかかるのか?確定申告は?自身の体験から、病院ごとの証明書代の違いや高額療養費制度との付き合い方など、シニア世代が知っておくべき「お金のリアル」を解説します。

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がん保険金70万円に税金は?72歳、年金受給者の私が経験した確定申告のリアル

昨年の8月、72歳の夏に「がん」の宣告を受けました。


地元の総合病院での生検から始まり、今年1月の大学病院での手術。


現在も再発防止のため、毎日バスで放射線治療に通う日々を送っています。


これまでに受け取った保険給付金は、総額70万円。


「こんなに大金をもらって、税金はかからないのか?」


「年金暮らしだけれど、確定申告をしないと税務署から連絡が来る?」


そんな不安を抱えながら、一つひとつ制度を調べ、実際に手続きを進めてきました。


この記事では、現在進行形で治療を続ける私の体験を通して、がん保険のお金と税金の「本当のところ」を整理してお伝えします。


同じ境遇にある方の心が、少しでも軽くなれば幸いです。


結論:がん保険の給付金に税金は一切かかりません

まず一番安心したことは、受け取った70万円に所得税などは一切かからないという事実です。


入院給付金や手術給付金は、身体の損害を補填するものとして「非課税」扱いとなります。


私のような年金受給者の場合、この給付金を受け取ったこと自体で確定申告が必要になることはありません。


また、給付金が実際の医療費を上回ったとしても、その「プラス分」に税金がかかることもないので、安心して治療費や生活費に充てることができます。

給付金請求のリアル。振込まで「1ヶ月」かかる理由

保険金は、請求すればすぐに入るわけではありませんでした。


私のケースでは、請求から振込まで約1ヶ月を要しました。


・1回目の請求(地元の総合病院):
請求から振込まで約1ヶ月。


病院の証明書発行に約2週間。


・2回目の請求(大学病院):
請求から振込まで約1.5ヶ月。


大学病院は書類が多く、発行に3週間以上かかりました。


ここで注意したいのが「証明書発行手数料」です。


地元の病院は4,400円でしたが、大学病院は5,500円と高額でした。


※この証明書代は、医療費控除の対象には含まれません。


給付金を受け取るための「必要経費」として、あらかじめ準備しておく必要があります。

「高額療養費制度」と「複数病院」の落とし穴

70歳以上の場合、窓口での支払額には上限があります(外来8,000円、入院24,600円など)。


これには本当に救われました。


しかし、私のように「地元の病院」から「大学病院」へ転院した場合、病院ごとに上限まで支払う必要があります。


後から市役所で合算して還付を受けられますが、その振込には2〜3ヶ月のタイムラグがあります。


「一時的な立て替え」が発生するため、保険給付金の存在は精神的にも大きな支えになりました。

医療費控除で忘れてはいけない「バス代」

高額療養費制度ではカバーされませんが、確定申告(医療費控除)では「通院のための公共交通機関の運賃」を計上できます。


私は現在、毎日バスで大学病院へ通っています。


片道の運賃は小さく見えても、月曜から金曜まで毎日積み重なれば大きな額になります。


給付金は非課税ですが、医療費控除を受ける際は「支払った医療費」から「受け取った給付金」を差し引くルールがあります。


私の場合、給付金の方が多かったため所得税の還付はありませんでしたが、こうした細かな出費を記録しておくことが家計を守る第一歩だと実感しています。

まとめ

がんと向き合う日々の中で、お金の不安は体調と同じくらい大きなストレスになります。


しかし、正しく制度を知れば、無駄に怯える必要はありません。

  • 保険給付金は非課税。
  • 高額療養費制度をフル活用し、複数病院の合算還付を待つ。
  • 日々のバス代や、医療費控除の対象外(証明書代)を把握しておく。

私は今、要介護2の妻の世話をしながら、毎日バスで放射線治療に通っています。


給付金があったからこそ、入院期間の短い手術を選び、妻のそばにいられる治療を選択することができました。


お金のことは専門家(税理士さん)の記事も参考にしつつ、私のこの体験が、誰かの「次の一歩」の勇気になることを願っています。